環球式自動軟化点試験器
ASP-MG 型シリーズ
ASP-MG型シリーズの概要 ASP-MG2の写真

  JIS K 2207 「石油アスファルト軟化点試験法(環球式)」 の試験操作を自動化した装置です.
ASP-MG型シリーズは JIS K 2207 の規格による試験方法を基本にしていますが,アスファルト以外にも各種の合成樹脂, ワックス,接着剤(ホットメルト),食品添加物などの測定に広く利用されています.

ASP-MG型シリーズの特長
 安定な昇温速度
  熱媒に適した昇温制御法と熱媒の攪拌との併用によって,安定した昇温速度を保ちます.
 昇温速度可変
  多様な試料に対応するため,昇温速度を 1〜6℃/min の範囲から選択できます.
確実な軟化点検出
  軟化点検出部は広角受光が可能な構造になっているため,検出域が広く確実な検出動作を行います
豊富な機種
   このシリーズには大別して次の 2 機種で,合計 5 機種あります.
    ASP-MG シリーズ ---- 加熱ヒーターが外部(浴槽ビーカーの外部下)
    ASP-MGK シリーズおよび ASP-MGH  ---- 加熱ヒーターが内部(浴槽ビーカーの内部下)
    末尾の数字 ---- 試料の掛け数,ASP-MGH は 2 本掛け

   各機種の概要
ASP-MG2 型 および ASP-MG4 型
    浴槽(ガラスビーカー)の外側底部からニクロム線で加熱する外部ヒーター型で, JIS K 2207 の装置例に該当します.

ASP-MGK2 型 および ASP-MGK4 型
    浴槽(ガラスビーカー)の内側底部に入れたシース型螺旋状ヒーターで加熱する内部ヒーター型です. この型の特長は外部ヒーターのような赤熱した部分が無く,熱媒の漏洩による着火の恐れがありません.

ASP-MGH 型
    測定温度範囲を 250℃ まで拡張した高温仕様で,ヒーターはシース型内部加熱です. 熱媒にはシリコン油のような耐熱性のあるものが必要です.通常,高温に耐える熱媒は粘度が大きいので, 攪拌はプロペラ付きの回転軸を上部に取り付けたモーターで回転させています.試料は 2 本掛けのみです.


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